【冷蔵富有柿】 入荷しました。
c0102608_2143144.jpg「柿食へば鐘が鳴るなり法隆寺」 

と正岡子規の俳句でも詠われ
一般的に秋の季語として
用いられている様に
日本で「柿」といえば
秋の風物詩として
すっかり定着しています。

しかしながら
近年の保存方法の向上に伴い、
今では秋の次ぎの冬を通り越して
春先の4月くらいまで
手にいれる事ができます。

今回は福岡の甘柿を代表する朝倉農協より「冷蔵富有柿」が入荷しました。

冷蔵富有柿とは
いくら温暖な九州地方でも12月の後半にもなると柿の産地では夜には霜がおります。
柿は樹上で霜にあたると軟化(通称やわ)してしまい商品価値はなくなります。
基本的に完熟した甘柿は軟化しやすいため、通常であれば長期の保存には向きません
しかし、最近は冷蔵技術が進んだ為、富有柿を袋にいれて冷蔵庫で保管する事により
長期間の貯蔵が可能になりました
ちなみに出荷される富有柿は11月頃から生柿販売用と冷蔵貯蔵用に分けられます。
従って、「冷蔵富有柿」も中身は通常の富有柿と全く同じものです。

柿は生きている。
柿に限らず果物全般も、はたまたキャベツや大根のような野菜であっても
収穫したあと店頭で棚の上に並んでいる状態でもじつは生きているのです。
生きているということは、呼吸している事になります。
呼吸しているという事は柿自体の体温が上がっている事になります。
体温が上がるという事は蒸散が働いている事になります。
蒸散が働くと鮮度劣化(軟化)が進み、商品価値はなくなってしまいます。
すなわち青果物は収穫されたあと、樹上からの栄養補充が途切れるため
自らの栄養分を消費しながら生きているのです。

袋をかける理由
富有柿に袋を掛ける事により富有柿の呼吸を押さえる事ができます。
詳しく説明しますと、袋の中で富有柿が呼吸する事により袋の中にCO2(二酸化炭素)
が充満し、富有柿自体が呼吸できなくなり(窒息状態)
結果的に仮死状態になるわけです。
仮死状態になると富有柿自体の体温も下がります。
あとは追熟を防ぐために冷蔵庫に保管する事により長期保存が可能になったわけです。
また、袋をかける事により蒸散や冷風による「しなび」を防ぐ事もできます。

袋を外すと一気に軟化が進み鮮度劣化しますが、袋のままだと家庭用の冷蔵庫でも
ある程度は保存できます。

最後まで読んで頂きありがとうございました。
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by ky0317yk | 2006-12-28 21:44


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