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【ジョナゴールド】 入荷しました
c0102608_22273187.jpg青森県 弘前(ひろさき)の
美味しいジョナゴールドが
入荷しました。

サンふじと比べて果肉が柔らかいので
「シャリッ」とした歯ざわりがお好みの方には
少々物足りない所もありますが
独特の甘酸っぱい酸味は
ジョナゴールドのさわやかな香りを
上手に引き立てて 
より一層美味しく感じます。


ジョナゴールドの交配
ジョナゴールドはアメリカ産のゴールデンデリシャスと紅玉との交配種です
ゴールデンデリシャスも紅玉も中性品種ですので
2つの子供であるジョナゴールドも中性品種になります。

ジョナゴールドの冷蔵保存
前回書いた「早晩性について」の記事のなかで、ジョナゴールドは中性品種なのに
なぜ晩生品種であるサンふじや王林と同じように冷蔵保存に対応できるのか?
ということですが
簡単にいえば酸味が強いからといえるでしょう。
だから、同じ中性品種でも秋映や千秋などの酸味の少ない品種は冷蔵保存に向かないのです。

りんごの蒸散作用
りんごは収穫して時間が経つとりんご自体の水分を外に出そうとします。
よくお供え物や戸棚の上で何日か経ったりんごがしなびているのを見たことがありますよね?
あれは水分が蒸散した結果です。
要するに鮮度劣化という事になります。
しなびたりんごは果汁もなくなり、美味しさも栄養もほとんどなくなってます。

りんごを守る油(ワックス)
しかし、りんごは「水分を蒸散する」働きとは別に「蒸散を防ごう」という働きもします。
それがりんごから出る油(ワックス)です。
特にジョナゴールドは他の品種に比べて 油(ワックス)の分泌量が多いため
人工的にワックスをかけていると勘違いされますが、これがジョナゴールドの特徴です。
以前は鮮度保持の為、みかんのように人工的にワックスをかけていたのですが
ワックスをかけても鮮度保持の効果が少ない事から
流通りんごには一切のワックスはかかっていません。

りんごの油(ワックス)とは
りんごの油(ワックス)の事を「果粉」といい、これは一種のろう物質になります。
ジョナゴールドは特別分泌量が多いのと油を出すタイミングが他のりんごと比べて早いので
分かりやすいですが、この油を出す働きはりんごの持つ生理的資質ですので
すべてのりんごが同じ働きをすると言ってもよいでしょう。
早生品種のつがるも時期の後半には油が目立つようになります。

しかし、逆にいうとあまりにも油(ワックス)でベタベタになっているのは、保存状態などが
あまり良くないと言ってもいいかもしれません。
その辺りはお買い上げの時に良く吟味してください。

最後まで読んでいただき有難うございました。
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by ky0317yk | 2006-12-07 22:29
【サンふじ】 の蜜について
c0102608_17180100.jpg「リンゴ 1日 1個 医者入らず」
という言葉があるように
リンゴはとても健康に良いとされています。

例えば東北地方の食事はとても塩分がおおく
全国的にみて高血圧のかたが多いといわれますが
そんな中、津軽地方の住民の方に限っては
高血圧の患者は少ないようです。
それは、この地域の住民の方が
日頃よりリンゴを多く食べているから
といっても大げさではないと思います。


良くマスコミなどで「この食べ物はなになにに良い」と紹介されますが、
健康に良いものを食べる一番のポイントは継続できるかどうかではないでしょうか?
そして継続する一番のポイントは「美味しい」かどうかだと思います。

そこで、前回も紹介した「サンふじ」ですが
11月から12月にかけては一年間でもっともリンゴが美味しい時期といってもよいでしょう。
では、サンふじの美味しさの証である甘い蜜の謎を探っていきましょう。

リンゴの蜜のメカニズム
太陽の光をサンサンと浴びた葉は光合成により光合成産物であるデンプンを糖(ソルビトール)
に変換して葉から果実に運びます。
サンふじが赤く完熟するとある程度リンゴの細胞は糖で一杯(飽和状態)なので、
多少収穫時期を遅らせる事により糖(ソルビトール)は細胞内にはいれず
細胞と細胞の間に蓄積され水浸状になります。
この水浸状になった部分を「蜜」と呼びます。
言い換えれば「蜜入りリンゴ」は樹の上で十分完熟した証拠なのです。

リンゴの蜜は特別甘くない
蜜の色は褐色でいかにも甘そうですが、甘味は蔗糖の半分くらいで特別「蜜」が甘いわけではありません。
しかし蜜が出来るほど完熟している訳ですから、リンゴ自体はとても甘くて美味しいのです。

蜜リンゴは傷みやすい
「サンふじ」の記事の(産地による収穫時期と出荷時期の違い)でも書きました様に
蜜入りリンゴはギリギリまで樹に成らして収穫し、すぐに出荷します。
それは、冷蔵保存できないからです。
リンゴに限らず果物全般、はたまたトマトなどの野菜にしてもひとつの法則があります。
それは
     完熟している → 甘くて美味しい → 傷みやすい
ということです。
と、なると完熟以上に完熟している「蜜入りリンゴ」はとても傷みやすいとなります。
「蜜入りリンゴ」の美味しい食べ方は新鮮なうちに早く食べるということです。

最後まで読んでいただき有り難うございました。
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by ky0317yk | 2006-11-29 17:24
【王林】 入荷しました。
c0102608_17424250.jpg10月に「あるある大辞典」という番組で
「果物はダイエットに最適!」というテーマで
放映があったのをご存知ですか?
果物の中でも特に「りんごとみかん」が
最も効果的で
その中でも「青りんごと青いみかん」が
最適というお話でした。

皆さんは見られましたか?
私は偶然テレビを見ていまして
「あ~またタイミングの悪い時期に
 放映されたな~」と思いました。



そのころの福岡のみかん市場は極早生みかんから早生みかんに変わった時期で
市場の中に青いみかんがほとんど存在せず、
もしあったとしても美味しい早生みかんが豊富にある時に在庫の極早生みかんを
仕入れようとはとても思いませんでした。

それは、青リンゴでも同じことです。

早晩性について(早生、中性、晩生)
一般的にりんごが出荷される時期は9月頃からで、一番最初にお目見えする品種が「サン津軽」です。
この「サン津軽」を筆頭にこの時期のりんごを「早生品種」といいます。
そして、9月下旬から10月始めにかけて「千秋」「ジョナゴールド」「秋映」「シナノゴールド」
「シナノスイート」など短い期間に出荷されるりんごを「中性品種」といい
今回入荷した「王林」や「サンふじ」また「むつ」等を「晩生品種」といいます。

晩生品種は冷蔵保存向き
では、この早晩性にどのような特徴があるのかといいますと
「サンふじ」の記事でも書きました通り冷蔵保存は通年、りんごを食べるには重要な技術ですが
この冷蔵保存をする上でも「向き、不向き」の品種があります。
今回入荷した「王林」や「サンふじ」は晩生品種の代表格の品種で冷蔵保存に最も適している品種です
皆さんもこの2つのリンゴは比較的長い期間お見かけするのではないでしょうか。
逆にいうと「サン津軽」や「千秋」等の早中性品種は冷蔵に向かないため長い期間での販売は出来ません。 では同じ中性の「ジョナゴールド」の場合は・・・

過去に類をみない高値
話は最初に戻りますが、丁度「あるある大辞典」が放映された時期は9月の下旬でした。
この時期の青りんごの流通状況はといいますと、早生品種の「きおう」の販売は終了しており
中性品種の「シナノゴールド」はピークが終わり残量はほんのわずか・・・
晩生の「王林」はといいますと、まだ長野の出荷が始まっておらず、
福島産などが多少あってもまだまだ青臭い
未成熟の「王林」がちらほらあるぐらいの状況でした。
そんな中、テレビ放映の影響で想像以上に消費をあおり
残量少ない「シナノスイート」や出始めの「王林」の相場は通常の2倍以上と
とても店頭で売れる価格ではなかったのが現状です。
今ではすっかり落ち着いて通常相場に戻りましたが、
「まあ~たまにはこのようなイレギュラーも面白いかな」と思う今日この頃です。

王林の食べごろ
王林はごらんの通り「青いリンゴ」ですが、真っ青の王林よりも多少は全体に赤み掛かって
あま~い王林独特の香りがするくらいの方が美味しいです。
丁度今の時期の「長野産」がとても美味しいと思います。
王林独特の甘くて爽やかな風味と比較的柔らかな食味は特に年配の方に喜ばれるようです。
ダイエット効果にも役立つ美味しい王林を堪能してください。

最後まで読んで頂きありがとうございました。
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by ky0317yk | 2006-11-21 17:52
【サンふじ】 入荷しました。
c0102608_20425954.jpg 「シャリッ」とした歯ざわりで
甘い蜜がたっぷり入った 
長野産の美味しい「サンふじ」が入荷しました。
サンふじが出始めの頃は果肉の蜜を見て
「このりんご 傷んでる!!」なんて声もありましたが
今ではすっかり定着したようです。
サンふじの蜜はもちろん人工的に注入したわけではありません
で、今回のテーマは「りんごは今が一番美味しい!!」という重要な朗報をお話しましょう。

りんごの産地
サンふじは11月~12月が旬で一番美味しいりんごですが
6月ぐらいまではスーパーや果物店の店頭に並んでいます。
それは、数年前と比べて冷蔵技術が発達したからに他なりません。
また、その他いろいろと面白い仕掛けがあるわけです。
それでは、まずりんごの産地を大きく分けますと「長野」「岩手」「青森」に分かれます
(まあ、おお~きく分けてですが・・)

産地による収穫時期と出荷時期の違い
そのなかでも「長野産」と「青森産」では収穫時期と出荷時期に大きな違いがあります。
長野の場合10月~11月に収穫して12月でほとんど全国に出荷してしまいます
一方、青森の場合は9月ごろから収穫しだして、10月にはほとんど収穫を終わらせてしまうのです。
これを「早ちぎり」といいます。
りんごは「早ちぎり」することで十分な糖分を完全に実の中に吸収しきれていません。
しかし、糖分がのっていないという事は逆にいえば「痛みづらい」という事になります。
すなわち、青森産のりんごは年を越してからの貯蔵用が主だということです。
極端にいえば、青森で11月に収穫したりんごは12月に出荷し
10月に収穫したりんごは1月~3月に出荷し
9月に収穫したりんごは4月~7月に出荷するみたいな感じで
月を追うごとに「早ちぎり」のりんごが市場に出回るわけです。
以上の事から真夏のりんごがあまり美味しくないのも納得できます。
しかし、これもひとつの生産者の知恵です。
新鮮なりんごが年中食べられる恩恵に感謝しましょう。

長野のサンふじが美味しい理由
さて、いよいよ本題に入りますが、今の話をまとめますと長野産のサンふじは出荷するギリギリまで収穫を待っている事になります。
となると 「そうです もうお分かりですね。」
長野産のサンふじは青森産と比べて十分な栄養素と糖分を木や葉から受けているわけです。
だから長野産のサンふじが出回るこの時期のりんごには
甘い蜜がたっぷり入っているわけです。
逆にいうと今の時期に収穫した長野のサンふじは、年を越すと間違いなく果肉の中から傷みだします。
実のところ1月以降に出回っている長野産のサンふじは多少「早ちぎり」したりんごなんです。
いってみれば青森の短縮版みたいなものでしょうか。

「りんご 1日1個で医者いらず」なんて昔のひとはいいましたが、そのくらいりんごには
豊富な栄養素が含まれています。
りんごが大好きな方はもちろん。ちょっと苦手な方も今はサンふじに限らずどんなリンゴでも美味しいです
ぜひ「旬」のりんごを堪能してください

最後まで読んで頂き有り難うございました。
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by ky0317yk | 2006-11-06 18:35